理解に苦しむ店

事務所の誰かがぐるなびで適当に見つけてきた店*1で、新しく入った子の歓迎会。


テーブルの上にはしゃぶしゃぶ用の鍋と、大皿に盛られた野菜が置いてあったのだが、この野菜がショボい。
何がショボいって、ラップが掛かっているにもかかわらず、微妙に干からびてる。*2
しかも、切ったものを適当にのっけた感じで、お世辞にも「盛りつけ」とは言えない。


この時点で気がつくべきだったが、まずはビールで乾杯。


......。
あ、あれ?ビールってこんな味だっけ??というようなビール。
飲み放題だというのに、グラス一杯だけでお酒を止め、ウーロン茶に切り替える。


六白黒豚のしゃぶしゃぶ、ということで、豚肉が出てくる。
ポン酢ではなく、柚子胡椒と出汁でいただくようになっている。
シメはちゃんぽん麺なので、肉を食べきったら鍋の火を止めるように言われ、食べ始める。


この出汁、薄味というよりも味薄。
おまけに、大層な名前が付いている豚肉のわりに、味は普通。*3
なんじゃこら。
バカにしてんのか??


自分ではとても食べる気になれなかったので、同じテーブルだった子たちに「若いんだから!」と、無理矢理食わせる。
するとそこへ鮮魚五点盛り合わせ*4がやってくる。
期待することなく食べたら、期待通り特筆することのない刺身。
不味くはないけど、なにが鮮魚じゃ!とイライラしはじめたところに、知覧鶏の手羽とやらがやってくる。
なんとなく、料理の供される順番に疑問を持ちつつも、揚げたての熱いうちに食べてみる。
......。
肉に罪はない。
悪いのは調理人の腕とセンス、店のスタンス。


ここまででかなり機嫌を損ねたワタクシ。
しかし、会社のカネで飲み食いしてるんだ、あまり文句を言うまい...と隅で大人しくしていることに。


と、今度はそこへシーザーサラダがやってくる。
え?なんで今ごろ??と呆気にとられていたら、串木野薩摩揚げとやらもやってくる。
もう、絶句。


食べる気もなくなり、お茶ばかりを飲んでいたら黒豚の角煮がやってくる。
しかも、一人一皿。
持ってきてくれたのは、チャラチャラした若いムスメさん。
盆からテーブルに置く際、オシャレに横で結った髪の毛先が皿の中に入る。
アタマ悪いんじゃねーのか、この女。
教育なってなさすぎんだろ、この店。


箸をつける気にもなれないので、向かいの子にあげる。
シメであるちゃんぽん麺がやってきたので、鍋にぶち込んで放っておく。
若い子たちがモリモリ食ってるのを横目に見ながら、お茶を飲む。


最後にデザート三点盛り*5がやってきたので、気分を変える意味で口にしたものの撃沈。


歓迎会の内容はともかく、この店は全体を通してツッコミどころ多すぎ。
ご馳走してあげる、と言われても、二度と行きたくない。
そんな店。


以前「あなたはクチが贅沢*6だから」と言われたことがありますが、気安い店だったらこんな文句は言わないさ。


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*1:本来ならここで警戒しておかなければいけない。

*2:キム兄ならここで「ありえへん!」「考えられへん!」とキレるでしょう、きっと。

*3:本物の六白黒豚ではないと思われます...。

*4:この日はマグロ、ハマチ、カツオ、サーモン、タコの5種。

*5:レモンシャーベットとプチシュークリームが、薄いイチゴ風味の寒天の上にのっかっているだけ。美味いワケがない。

*6:「グルメ」というよりも「ワガママだ」と言いたいらしい。