2011年3月11日からのこと

地震から数日経っても、なかなか安心して眠れない。
大して被災してない東京でさえ。


不安からか、一日中テレビを点け、寝間着に着替えることなく横になり、Twitterやニュースサイトを見て廻り、些細なことに憤る。


緊迫する原子炉。
二転三転する計画停電
無駄に不安を煽る報道があるかと思えば、必要以上に安心を強調する報道。
なんでもかんでも「不謹慎」っていう感じ。
コンビニやスーパーから商品がなくなるという衝撃的な風景。


なんていうか、全てにうんざりしてた。
揺れてないのに揺れているように感じるし、心身共に疲れがピークだったと思う。


月曜から業務が進むとも思えない。
可能であれば出社を見合わせるようテレビではアナウンスしている。
計画停電の影響等で電車の運行状況もなかなか見えない。
地下鉄で移動するのは、この時点ではまだ不安。


会社からは、とりあえず月曜から出社するよう連絡がきていたが、混雑を予想し通常より2時間も前に家を出て、JRの最寄り駅へ向かったものの、この駅は快速が停車しないため、入り口はシャッターが下りている。
会社へ連絡し、出社が難しい状況にあることを伝え、自宅待機となった。
得意先も自宅待機となっているため、業務が滞りまくる。


びっくりしたのは、大地の宅配が通常通りにあったこと。
震災の影響で品目は少なかったものの、届いたことがなにより嬉しかった。
今思えば、地震に対してはそれほどナーバスになることもなく、自宅待機という名目の臨時休暇みたいな感覚になってきたのは、大地が届いてからかもしれない。
そして、家で鬱々と自炊しててもしょうがないので、近所で外食三昧な日々を過ごす。


連休には気分転換にちょっと遠出でもしようかしら...などと思っていたのに、先生の給与振込口座があるみずほ銀行がシステムトラブルでダウン。*1
おかげで給与が振り込まれないまま、連休を過ごすことになった先生。
とんだとばっちりである。


しょうがないので、神保町や銀座、秋葉原アメ横などに出向き、買い物したり食事したり。
神保町は古書店で地味に被害がでているようで、休業している店がチラホラ。
いもやで天ぷら定食を食べたり、柏水堂でケーキ食べたり。
銀座ではキッチン・スギモトで黒毛和牛すき重を買い、ナイルレストランムルギーランチを食べた。
秋葉原では電池や小型ラジオなどを見ようと思ったが、そもそも売り切れている。
アメ横は意外と普通に営業しているものの、品揃え的には通常時の8割くらいに感じた。


震災前のような生活に戻れるのか、劇的に何かが変わっていくのか予想がつかないけれど、こんな状況で無駄にバタバタ慌てたりする気もない。


もう、不安になるのにも疲れた。
何も学ばずに勝手に不安になるくらい馬鹿なことはないし、自分にできることはキチンとする。
自分にも何かできるはずだなどという過剰な思い込みを捨て、せめて他人に迷惑を掛けないよう、折り目正しく暮らしていきたいと思う。

*1:震災でサーバが破壊されたとかならともかく、システムトラブルってどういうことだよ。