押し黙ったもんの勝ち

唐突ですが、私は中国語を喋ることができません。
聞き取りだってできません。
でも、数字だけはなんとか聞き取れるので、会計には不自由しません。


そんな程度のワタクシですが、北京ではタクシーに乗るとき、必ず助手席に座り、目的地を告げてから到着まで運転手のおっちゃんとマンツーマンで発音練習をします。
目的地名、通りの名前、建物の名称などなど...。


今回の滞在で多少でも上達したか?と聞かれたら否ですが、若干語彙が増え、耳が馴れたかな、と。


こっちのタクシーは目的地の地図や住所を見せても分かってくれないことが多く、言葉を解する人でも難儀するようです。
では、言葉を解さない私のようなおバカちんはどうするか。


「持てる限りの情報(地図、住所、電話番号)を与えて、押し黙る」
...これです。


運転手はなんやかんやと五月蝿いこと言ってきますが、何を言ってるのか分かんないんだからしょうがない。
これが、ちょっとでも中国語を解する人間相手だと、延々となにかを言ってくるので大変みたいですが、こちらが言葉を全く解さないことに気がつくと、さすがに危機感を覚えるのか、道行く人にあれこれ聞いたり、目的地に電話で問い合わせはじめます。
面白いもんです。


ただ、この話しを北京留学中の友人にしたら、ちょと引かれました。


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