告白
- 作者: 湊かなえ
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2008/08/05
- メディア: 単行本
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原作は既に読んでいたし、周囲の評判も上々だったので
期待値かなり高めで観に行ったのにもかかわらず、非常に楽しめました。
最も印象的だったのは、雨の中で号泣する松たか子。
このシーン、凄かった。
また、キャスティングが抜群。
松たか子演じる森口先生の淡々とした語り口に対して、
生徒たちの熱に浮かされたようなテンション。
岡田将生演じる寺田先生(ウェルテル)の独りよがりな熱血に対し、
生徒たちの冷め切った反応。
木村佳乃演じる犯人Bの母親は、普段は品のよい過保護ママの
「自分(うちの子)は間違っていない」という思いが痛々しい。
そして、美月役の橋本愛。
なんすか、この美少女は!
原作自体も嫌悪感を露わにする方が多い作品ですが、
映画になってもそれは薄まっていないと思います。
万人にお勧めできる作品とは言えないかもしれませんが、
私は十分満足し、原作を再読しようと思うくらい愉しめました。
評価:★★★★★