男はスーツ、女は裸

夜からミヅマで行われる、会田さんと三潴さんのトークショー*1に向かう前、
日比谷の高橋コレクションへ行き、会田作品の予習というか、復習。
ここでは、ミヅマで展示中の新作「灰色の山」と対になるという作品「ジューサーミキサー」をメインに鑑賞。
「無題(通称:下手)」や「支那料理」も展示されていたので、ちょっとトクした気分に。


また、画集などで何度となく観ていた山口晃さん作品。
これ、実物は想像以上だった。
画集などに収めると、どうしても細部まで鑑賞することができないので、やはり実物を観るって大事だなぁ...などと、忘れがちだが当たり前のことを考えながら、有楽町線で市ヶ谷へ移動し、市谷田町のミヅマへ。


既に鑑賞済み*2ではあるものの、やはり凄い。
ジューサーミキサーが290×210.5というサイズなのに対し、「灰色の山」は300×700。
もう、大きさだけでも凄い。
遠目で見ると山水画のような巨大な絵なのに、寄りで見ると背広を着た顔のない男性の山。
しかも、これはまだ完成ではない。*3


早く完成したものを見たいという思いはあるものの、
「1+1=2」のような作品*4が量産されるのも切ないかもしれない。


会田誠 展「絵バカ」
 場所:ミヅマアートギャラリー市谷田町
 期間:2010年5月6日(木)〜6月5日(土)
 開館時間:火曜日から土曜日の11:00〜19:00(日・月・祝日は休廊)


会田誠天明屋尚山口晃
誠がいく、尚がいく、晃がいく ―ミヅマ三人衆ジャパンを斬る―
 場所:高橋コレクション日比谷
 期間:2010年4月24日(土)〜8月8日(日)
 開館時間:11:00〜19:00(月曜休館)
 入場料:一般300円、大高生150円、中学生以下無料


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*1:この時の様子はUSTREAMで中継していた。今もここで試聴できる模様。

*2:この時点で、オープン日の6日と、公開後最初の土曜でもある8日の2回足を運んでいる

*3:トークショーで「あと2ヶ月くらい描き込まないと完成には至らない」と会田さん本人が仰ってました。

*4:会田さん曰く「細かい絵ばかり描いているとストレスが溜まり、こういうのを描きたくなる」とのことです。